普通の人のすごい事

広島でがんばっている普通の人のすごい魅力を紹介するフリーペーパー

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vol.25表紙

vol.25
2018年
5月1日発刊
  • すごい事
  • 193
  • から
  • 200

51

茶道家

福間 宗伸

(フクマ・ソウシン)

美しきおもてなしの継承者たち

滝川クリステルさんの名スピーチで一躍流行語大賞候補となった、おもてなし。私たちが先祖代々より受け継いできたこの日本の心は、間違いなく日本固有の文化・茶の湯によって、至高の様式美に生まれ変わったと言ってよいだろう。
上田宗箇流師範代 福間宗伸さんは、「おもてなしの境地をひと言で表すなら、“無賓主(むひんしゅ)”という言葉がふさわしいのではないでしょうか」という。無賓主とは茶道の和の心に通じるもので、亭主と賓客の心が溶け合って一体となり、隔たりの無くなった世界を意味する。「外国の方に茶道をお教えすると、学んだことをすぐに実践されます。自宅に空間をつくり、自分らしいお道具で、一生懸命にお客をもてなされるのですが、逆に日本の方は、“茶室でないと…”、“よいお道具じゃないから”といって、なかなか我が家でお点前を披露することがありません」と語る福間師範代。正しい形式を継承していくことはとても大切だ。だが、形を優先するあまり、心を置き忘れてしまっては意味がない。まずは心を開いて、誰かと共に茶の湯がある暮らしを愉しんでほしい…というのが、伝統の継承者・福間師範代の想いだ。「私など、まだまだ無賓主の境地にはほど遠い…」と遠慮がちにつぶやく師範代だが、お茶席での凛とした所作はため息が出るほど美しい。“おもてなしの国に生まれてよかった…”と、素直に誇りに思えた瞬間だ。

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●入門のご案内

上田宗箇流では、お茶を習いたいすべての方に広く門戸を開いています。皆さんも茶道の立ち振る舞いやお点前の基本を学んで、日常生活に役立ててみませんか。また、武将茶人上田宗箇の茶の湯を通して、何事にも動じない心を身につけてみてください。入門に関する詳細は、メールもしくはお電話にてお問い合わせください。

公益財団法人 上田流和風堂
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お問い合わせ
(tel)082-271-5307(11:00〜16:00)
(Mail)info@ueda-soukoryu.com

 

●大福茶会のお知らせ

2014年1月19日(日)、広島縮景園にて恒例の大福茶会が開催されます。一般参加も受け付けているので、ぜひ一度、至福のおもてなしを体験してみてください。

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写真撮影:吉岡早百合 / 文:寿山恵子

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