普通の人のすごい事

広島でがんばっている普通の人のすごい魅力を紹介するフリーペーパー

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vol.30表紙

vol.30
2019年
8月1日発刊
  • すごい事
  • 233
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54

お坊さんアーティスト

宮武 裕

(ミヤタケ・ヒロシ)

ライバルは6歳の天才画伯!

「自分の中の常識に従うと、どうもいかん!」と語るのは、お坊さんアーティストとして活躍する宮武裕さん。60歳を過ぎて、再び創作意欲に火がついたという宮武さんは、かつて東京の美大で油絵を学び、高校で10年間美術教師を務めた後、実家を手伝うために仏門へ入った。その間、ずっと作品は作り続けたものの、積極的に個展を開くことはほとんどなかったそうだ。「歳をとって、どこか解放されたんでしょうね。自分の中の“芸術はこうでなくちゃいかん”というのが、あんまりなくなったんですよ」と、清々しい笑顔で語る宮武さん。60歳を過ぎてから毎年開催している個展には、本来の油絵だけでなく、廃材を利用した鉄製アートなども出品され、表現の領域はぐっと広がり、自由さもどんどん増しているように見える。なかでもドラム缶で作った豚さんシリーズは、東京の評論家たちにも、「この豚はユーモアとペーソスと存在感がある」と大好評だったそうだ。
今後もコンスタントに個展を開いていきたいと意欲を燃やす宮武さんだが、実は宮武さんにはどうしても負けたくないライバルがいる。それは今年6歳になるお孫さんだ。「子どもは常識にとらわれてないでしょ。あの天衣無縫な線にはかなわんねぇ」と言いながらも、「でも、負けたくないんよ」とつぶやく65歳。その笑顔はとても眩しかった…。

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●個展のお知らせ

2014年10月に個展を予定しています。

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写真撮影:朝比奈千明: / 文:寿山恵子

次のすごい事

栗の木のテーブルを囲んで…

茶房の姉弟

中谷 淳子 中谷 明義

「お宅は栗の木で作った珍しい家じゃけぇ、壊すのはもったいないねぇ」というご近所さんのつぶやきがきっかけで、半分壊した所であやうく全壊をまぬがれた『なかたに家』。インテリアデザイナーの明義さんがみずから...(続きを読む)

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見たいのは、新しい墨のカタチ

書家

ヤマモトテルミ

自己を解放し、みずからの“生きるエネルギー”をカタチにする前衛書道の世界。別名、墨象とも呼ばれる新しい書の表現は、まさに新しい墨のカタチを追求する芸術だ。前衛書家・ヤマモトさんもそんなまだ見ぬ墨のカタ...(続きを読む)

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