普通の人のすごい事

広島でがんばっている普通の人のすごい魅力を紹介するフリーペーパー

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vol.26表紙

vol.26
2018年
8月1日発刊
  • すごい事
  • 201
  • から
  • 208

100

料亭久里川支配人・公益(社)
広島県就労振興センター理事

森 浩昭

(モリ・ヒロアキ)

私の趣味は障害者福祉

先日、悲願の優勝を果たしたJTサンダーズ。そのファン感謝デーで、女の子たちが朝4時から並んで手に入れる人気のマスコット人形がある。実はこの人形、障害者作業所で作られたものであり、その仕掛け人となったのが、老舗料亭「久里川」の支配人、森浩昭さんだ。「商売というものは、お客さまのニーズがあり、そのニーズにあった商品を提供するからこそ成り立つものです。作業所に通う障害者が本当の意味で自立するには、営業のプロの手を借りて、売れるものづくりをしなければならない」と語る森さん。長年、広島の障害者福祉に携わってきた森さんは、近年、企業や行政のコーディネートによる作業所の製品販売支援を中心に活動を行っている。県の就労支援センター(森さんも理事の一人)が運営する「ふれ愛プラザ」の一角にも商談スペースを設け、作業所のマンパワー活用を呼びかける発信地としている。
「ふれ愛プラザはこんなものが作れるといった見本市のようなものです。たとえばこの技術を、JTサンダーズのようにマスコットづくりに応用するのもアイデアのひとつです。ビジネス界の人なら、きっと売れるものづくりに結びつけられるはず!」と呼びかける森さん。アイデア次第で、福祉は支えられる関係から、支え合う関係に一転する。そこに可能性を見いだした森さんだからこそ、一方通行のボランティアではなく、福祉は趣味と言えるのかもしれない。

web限定のおすすめ情報

●特定非営利活動法人 カープクラブ
カープクラブは中区で最初に設立された障害者の作業所です。ここではステンシルのレターセットやシルクスクリーン印刷、腕抜きなどの自主製品の販売を行っています。ちなみに昨年度、ズムスタで販売された赤い羽根×カープコラボTシャツ(写真参照)はこちらの作業所でプリントされたもの。他にも100円ショップなどの一部商品を請け負っています。知らないところで、私たち消費者とつながっているんですね。

 

●ふれ愛プラザ
こちらは県内の作業所で作っているセルプ商品が買えるショップです(セルプ商品とは、障害を持つ人が働く仕事・製品の名称)。安芸高田のご当地スイーツとしてじわじわと人気が広がっている縄文アイスも、実はセルプ商品のひとつ。ここでは縄文アイスはもちろん、パンやクッキー、工芸品など、多彩な商品が売られています。一般の方はもちろん、企業の方もぜひビジネス・ヒントをみつけに、足を運んでみてください。

 

広島市中区紙屋町2丁目地下街219号
(tel)082-546-3146
(営)平日・土曜11:00?21:00
日曜・祝日10:00?20:00
(HP)http://www.fureai-plaza.com

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写真撮影:朝比奈千明 / 文:寿山恵子

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