普通の人のすごい事

広島でがんばっている普通の人のすごい魅力を紹介するフリーペーパー

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vol.30表紙

vol.30
2019年
8月1日発刊
  • すごい事
  • 233
  • から
  • 240

107

児童文学翻訳家&
きじとら出版代表

小島 明子

(コジマ・アキコ)

絵本がくれた宝物をみんなと分け合いたい

学生時代に米国の児童文学を研究していたことから、就職後もずっと「もう一度、児童文学と向き合いたい」と願っていた小島さん。その情熱は退職・出産を経て、一気に花開くことになった。子育てのかたわら、海外児童文学を原書で読む読書会を立ち上げたり、インターネットを通じて翻訳仲間から助言を受けるなどして、自分なりのやり方で翻訳の勉強をスタートさせると、そのわずか5年後、児童文学翻訳家の登竜門といわれる「いたばし国際絵本翻訳大賞」を受賞することになるのだ。だが、本当にすごいのはここからだ。

受賞作品が出版されないと聞くと、小島さんはなんと自宅の一室を事務所にして、出版社をつくってしまった。原作者の思いに近づきたい一心で、心血を注いできた翻訳作業…。その思いを自分一人の中にしまっておくのはもったいないという気持ちが、彼女を出版社設立に至らせたのだ。
今後は自分の本だけでなく、新人翻訳家の出版も応援したいという小島さん。私たちがまだ知らない素敵な物語をひとつでも多く届けてほしい。

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●きじとら出版の本
小島さんの実家で飼っていた愛猫にちなんで名づけられた、きじとら出版。同社では現在2冊の本が発刊されています。そのうちの1冊、『きょうは、おおかみ』が小島さんの翻訳した絵本です。書店できじとら出版の本を見かけたら、ぜひ手にとってみてくださいね。

『きょうは、おおかみ』
キョウ・マクレア=文
イザベル・アーセノー=絵
小島明子=訳
『世界のまんなかの島 わたしのオラーニ』
クレア・A・ニヴォラ=文・絵
伊東晶子=訳
*8月には待望の新刊も出るそうです。楽しみに待っていてくだい。
詳しい情報は下記のHPをご覧ください。
(HP)http://kijitora.co.jp/

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写真撮影:吉岡早百合 / 文:寿山恵子

次のすごい事

困っている人がいる限り、ボランティアは続く

広島たすけ隊代表・福代表

小宮 一郎 田原 賢治

災害の傷痕は決して消えるものではない…。広島たすけ隊の活動を見る限り、被災地の人々にとって、「8月20日の出来事はまだ続いているんだな」と思い知らされてしまう。取材を行った日もたすけ隊のメンバ...(続きを読む)

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ボーダレスな料理人がつくる 私的食卓(プライベートレストラン)

ケータリングサービス 「城沖屋」代表

城西 秀紀

ケータリングといっても、いわゆる仕出しとは違う。その家のキッチンに入り、器や出されるお酒、おもてなしする方の年齢層によって、最も喜ばれる料理を考え、お出しする、“プライベート・シェフ”という言...(続きを読む)

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