普通の人のすごい事

広島でがんばっている普通の人のすごい魅力を紹介するフリーペーパー

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vol.26表紙

vol.26
2018年
8月1日発刊
  • すごい事
  • 201
  • から
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112

バフ研磨士育成訓練校
安芸磨輝道 理事長

田川 弘臣

(タガワ・ヒロタカ)

世界に誇れる技術を失わないために…

日本には世界に誇れる技術がたくさんある。バフ研磨といわれる技術もそのひとつだ。たとえば鏡のようにピカピカ輝く水栓器具。あの高級感溢れる光沢も、バフ研磨工程なくしてはあり得ない。しかも、複雑な形状部分の研磨は機械化が難しく、どうしても手作業で行う必要がある。職人なくしては成り立たない工程なのだ。ところが近年コストカットが求められ、手作業による研磨作業の大部分が海外へ流出し、国内の職人は高齢化が進む一方。これでは技術も職人も失ってしまうと、田川さんたちは広島県初のバフ研磨士育成訓練校「安芸磨輝道(みがきどう)」を創設した。
「細かい手仕事で日本のクオリティに勝るものは、世界中どこを探してもみつかりません。“失われた技術”となる前に、僕らが技術を伝承していかねばなりません」と語る田川さん。磨輝道の母体である林工業は、あのアップル社から試作品の依頼があるほど、世界が認めた研磨の技術を所有している。せっかくのグローバル・スタンダードをみすみす手放さないためにも、次世代を担う職人の育成が急務なのだ。

 

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クオリティにおいては、日本の職人の右に出るものはないといわれているバフ研磨技術。その職人技を次代に引き継ぐために、田川さんたちが立ち上げたバフ研磨士育成訓練校「安芸磨輝道」。ものづくりの現場というと、男性の職場のように思われがちですが、田川さんによると、細やかさが必要となるバフ研磨は女性にもぴったりの作業。訓練校では男性、女性関係なく、たくさんの人に技術を伝えたいと考えているそうです。また、たくさんの人々に、ものづくり大国・日本の誇りを知ってもらうため、小・中学校の子どもたちを招いて体験授業なども行っているそうです。手に職をつけたいという方はもちろん、ものづくり体験をしてみたいという方も、磨輝道まで気軽にお問い合わせください。

 

●一般社団法人 バフ研磨士育成訓練校 「安芸磨輝道」
広島市安芸区瀬野町3075-11
(tel)082-894-2788
(fax)082-894-1672
(e-mail)info@migakido.com
(HP)http://migakido.com

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写真撮影:朝比奈千明 / 文:寿山恵子

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