普通の人のすごい事

広島でがんばっている普通の人のすごい魅力を紹介するフリーペーパー

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vol.25表紙

vol.25
2018年
5月1日発刊
  • すごい事
  • 193
  • から
  • 200

118

(株)橋川製作所
代表取締役

橋川 栄二

(ハシカワ・エイジ)

日本を支えるものづくり、
ここは技術の駆け込み寺!

日本の町工場の中にはすごい技術を持った会社が数多くある。南区青崎にある橋川製作所もその一つだ。同社が創業されたのは約半世紀前のこと。最初は衣装缶の製造卸販売をしていたが、2代目社長となる栄二さんの頃から、その業態は少しずつ様変わりし始めた。
「子どもの頃はよく親父について納品を手伝ったものです。当時は衣装缶だけでなく、布団を収める大きなブリキ缶なんかも作りました。中身は空っぽなのに商品そのものは大きいから納品時はひと苦労でした。でも、今の仕事になってから納品は宅配便で事足りる。おまけに依頼は大手企業ばかりです」

 

そう語る栄二さんの言葉を聞いて、いったいどんな仕事をしているのだろうと興味をかきたてられる。現在、橋川製作所が最も得意としている技術は放電加工。簡単に言えば、雷と同じ力で金属に加工を施す技術だが、すごいのは大手企業が「どうも上手くいかない」と投げ出した仕事が、社員5人ばかりの橋川製作所へ続々と寄せられていることだ。
「放電加工の第一人者といわれる東大教授の研究パートナーになったおかげで、いろんな企業から困り事が舞い込むようになりました。また、それが実績となり、最近では世界で初めてセラミックに精密加工を施すことが可能な革新的な技術開発にも成功しました」と語る栄二さん。日本にはたった5人で世界を変える技術を担う会社もある、そう考えるとワクワクせずにはいられない。同社の技術に日本のものづくりの底力を感じさせられた。

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2代目社長の代になって、衣装缶を作る会社から劇的な変身を遂げた橋川製作所。大手企業がどんなに頑張っても上手くいかないものが、なぜか橋川製作所では上手くいく…。その理由を橋川社長に聞くと、同社では道具から手づくりして、微調整を繰り返しながら、依頼された鋳型を丁寧に作り上げていくそうです。すべて数値でコントロールできる最新技術には、どうしても人間の手仕事に及ばない部分がある。その繊細な手仕事を担っているのが橋川製作所というわけです。「ものづくり日本大賞」をはじめ、数々の賞に輝いてきた橋川社長。今年は若手技術者をシリコンバレーに派遣しようという国家プロジェクトの第一次選抜に、橋川製作所の若手従業員が選ばれました。今後も世界をあっと驚かす日本のものづくりを発信していきたいと、栄二さんをはじめ、従業員全員が意気込んでいます!

 

●橋川製作所
広島市南区青崎1−4-12
(tel)082-282-0903
(HP)http://www.hashikawa.co.jp

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写真撮影:吉岡早百合 / 文:寿山恵子

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