普通の人のすごい事

広島でがんばっている普通の人のすごい魅力を紹介するフリーペーパー

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vol.26表紙

vol.26
2018年
8月1日発刊
  • すごい事
  • 201
  • から
  • 208

126

編み物作家

保里 尚美

(ホリ・ナオミ)

手袋がくれた新しい出会い

最初は編み物が仕事になるなんて考えもしなかったという保里さん。そんな彼女の運命を大きく変えたのが、長野に住む友人への贈り物として編んだひと組の手袋だった。

当時、保里さんは体調を崩し、東京の勤め先を辞め、実家のある広島で自宅療養をしていた。そこに手袋を贈った友人から、「セレクトショップで手袋を見せたら、『店用に手袋を作ってみませんか?』って」と連絡が入ってきたのだ。

その出来事がきっかけとなり、少しずつではあるが、編み物作家としての道を歩むことになった保里さん。ブランド名の「HOLY’S」は、きっかけを作ってくれた友人が命名してくれたものだという。また、お客様と保里さんをつなぐホームページの立ち上げにも友人が尽力してくれたそうだ。

 

自然の風合いが魅力的な英国原産のシェットランドヤーンを使って編み上げる保里さんのニット作品。決して量産することはせず、丁寧な手仕事を大切にする作品には、洋裁をやっていた彼女のお母さんの知恵も活かされ、使い心地のよさを追求した仕上がりとなっている。

さらに、東京で経験した楽譜浄書の小さな会社で培った経験や感覚は、今、仕事をする上でとても役立っているという。

漁師だった曽祖父もかつて網の繕いをするように編み物をしていた。そのことが心の支えになっているという保里さん。彼女が編む一目一目には、人が紡ぐ濃密な時間が見え隠れしているようにも思える。

web限定のおすすめ情報

全部で200色以上はあるというシェットランドヤーンは英国原産の毛糸。シェットランド諸島の伝統工芸であるフェアアイルセーターに用いられる自然の風合い豊かな素材です。編み物作家として活躍する保里さんは、そのシェットランドヤーンを使って、帽子や手袋、セーターといったニット作品を制作し、「HOLY’S」のブランド名でオーダーメイド販売しています。丁寧な手仕事の魅力がいっぱい詰まった保里さんの作品。フェアアイルセーターなどには伝統柄だけでなく、オリジナルの柄が織り込まれることもあり、“世界にたった1枚”ならではの味わい深い1着に仕上がっています。また、お母さん譲りの洋裁技術の応用やボタン使いもHOLY’S作品のひそかな個性!気になる方はぜひ、「HOLY’S」のホームページをチェックしてみてください。

 

HOLY’S

(HP)http://holys-knitting.com/index.html

 

●オーダー会のお知らせ

2月19日(金)〜2月24日(木)10:00〜19:00  HOLY’S仕事部屋にて。予約制。

詳しくは、HPにてご確認ください。

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写真撮影:朝比奈千明 / 文:寿山恵子

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