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「広島ベイクルーズ銀河」
支配人
宮内 広治
(ミヤウチ・コウジ)
心を伝えるおもてなしは手づくりで
「銀河のスタッフは“お客さまに楽しんでいただこう!”を合言葉に、一人一芸をモットーにしているんですよ」
そう語りながら、クルーズ船「銀河」の支配人・宮内さんは、現在猛練習中というギターで、一青窈さんのヒット曲「ハナミズキ」を披露してくれた。
陸上の旅と違って、海の旅は途中で下船することはかなわない。たまたま同じ船に乗り合わせた者同士が、楽しい時間を共有するには、その場を演出するスタッフの心を尽くしたおもてなしが大きなカギを握る。
「音楽でもてなすならプロのミューシャンを呼べばいいと思うでしょ?でも、それじゃダメなんです。素人の私たちがやるからこそ意味がある!ついさっきまでステージでギターを弾いていた人が、いまは自分の隣でワインを給仕してくれている。そこにあつらえものにはない、本物の温もりがあると信じて、私たちは手づくりのおもてなしでお客さまをお迎えしています」
そんな宮内さんたちスタッフの思いがきっと伝わっているのだろう。クルーズを体験したお客様の中には、ウェディングや米寿のお祝いなど、特別な日をあえて「銀河」で過ごしたいと願う方が少なくないそうだ。なかにはベテランスタッフにプロポーズの演出まで相談する人もいるという。
昨今は海外からのお客さまも急増し、広島中がおもてなしモードに包まれている。しかし、心から満足していただけるおもてなしができているかというと、まだまだ不十分なところもたくさんある。そんな中、先日来広されたG7の外相たちを「銀河」でおもてなしできたことは大変意義深い。
web限定のおすすめ情報
広島港を出航し、世界遺産・宮島を船上より拝観しながら、シェフ自慢の美味しいお料理が楽しめる、広島ベイクルーズ銀河。クルージングにはランチタイムとディナータイムの2つのプランが用意されています。風光明媚な瀬戸内海を楽しみたいという方にはランチクルーズ、海の上でロマンチックなひとときを楽しみたいという方にはディナークルーズがオススメです。また、ランチクルーズと宮島の上陸観光が楽しめる、宮島観光パックも広島を訪れる観光客に人気です。ホスピタリティにあふれた銀河スタッフが、優雅な船旅をお届けします。
●広島ベイクルーズ銀河
広島港(広島市南区宇品海岸1丁目13-13)より出発
ランチクルーズ 12:00~14:30
ディナークルーズ 18:50~21:00
(休)毎週月曜・火曜
web限定フォトギャラリー
写真撮影:吉岡早百合 / 文:寿山恵子

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