普通の人のすごい事

広島でがんばっている普通の人のすごい魅力を紹介するフリーペーパー

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vol.26表紙

vol.26
2018年
8月1日発刊
  • すごい事
  • 201
  • から
  • 208

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ラリー・エンデューロライダー

前田 啓介

(マエダ・ケイスケ)

ただ走るだけの喜びがそこにある

fs141_sub01「ラリー中、頼りになるのはコマ図だけ。地図じゃないから、どこを走っているかわからないんです。ジャングルを走っていたかと思えば、いきなりアンコールワットが見えてくる。あの刻一刻と変わる風景がたまらないんですよ」。

広島市内でバイクショップを営みながら、みずからもクロスカントリー・ライダーとして活躍する前田啓介さん。2014年のラリーでアジア・チャンピオンに輝いた彼は、クロスカントリーの魅力をこんな風に語ってくれた。

クロスカントリー・ラリーとはオフロードを走るモータースポーツのひとつで、モトクロスが人造のコースを走るのに対し、クロスカントリーはまったくの自然の中を突き進む。時には川を渡ったり、また、ある時は岩場を走るなど、自然の中をバイクと一体となって、ひたすら走ることだけに集中する過酷なレースだ。

fs141_sub0前田さんがクロスカントリーに出会ったのは今から20年前のこと。バイク仲間の先輩から「本場ヨーロッパのラリーに参加してみないか。世界が見えてくるぞ!」と言われて、いきなり世界最高峰といわれるヨーロッパの6Daysラリーに参加した。その時体験した“世界基準”は、先輩の言葉通り、今も前田さんのラリーに対する情熱の源となっている。

ヨーロッパに比べると、日本におけるモータースポーツ…、特にクロスカントリーはまだまだ発展途上にある。

「レースは一人では戦えない。支えてくれる人がいるから、ここまでやってこられた」という前田さん。お世話になった人への恩返しの意味も込めて、今度は自分が若手ライダーたちにバイクで見たことのない風景を見せてやりたいそうだ。

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今、じわじわとブームが来ているクロスカントリー・ラリー。モトクロスやエンデューロと違って、自然の地形をなるべく変えることなくコースを設定するため、大自然の中をバイクで駆け抜ける魅力が存分に味わえます(もちろん岩場や湿地帯といった難所も含まれますが…)。

本場ヨーロッパでは、自転車レース同様、超人気スポーツの一角を占めるというクロスカントリー・ラリー。人気選手ともなれば、子どもたちからサイン攻めにあうほど、リスペクトされているのだとか。

また、前田さんいわく、「言葉がしゃべれなくても、バイク乗りならば、自然と気持ちが通じ合える。世界中のバイク仲間と顔見知りになる喜びもある」というモータースポーツの世界。興味のある方は、まず前田先輩が主催するラリーやショップのホームページをチェックしてみて!

 

*10年ほど前から、前田さんが中心となって、「5Dラリー」というラリーも開催しています。残念ながら、今年は安芸高田市のTSタカタサーキットで7月16・17日に開催されたばかり。我こそはという方は、来年に向けてLet’s try!!!

 

●5D Hiroshima

広島市安芸区上瀬野南2丁目15-14

(休)火曜定休

(tel)082-894-8066

(HP)http://www17t.sakura.ne.jp/~ktm5d/

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写真撮影:朝比奈千明 / 文:寿山恵子

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