普通の人のすごい事

広島でがんばっている普通の人のすごい魅力を紹介するフリーペーパー

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vol.25表紙

vol.25
2018年
5月1日発刊
  • すごい事
  • 193
  • から
  • 200

149

陶製猫アーティスト

正木 卓

(マサキ・タカシ)

遊び心いっぱいの猫たちの世界

fs149_sub01「最初はちょっとした悪ふざけみたいなものだったんです」

そう語るのは陶製猫アーティストの正木卓さん。

彼が陶芸の世界に身を置くようになったのは、幼少の頃に親しんだ茶道の経験から信楽の窯元に勤めたのが始まり。その後、故郷・広島に戻って作陶を始め、8年ほど前から遊び心に駆られて、猫作品をつくるようになった。

以来、その猫たちが正木さんの中でどんどん成長し、一流ミュージシャンやアスリートさながらの真剣な表情で、音楽を奏でたり、スポーツに興じたりするようになったそうだ。

いったい、なぜ、そこまで猫に魅了されたのか?そんな質問を正木さんに投げかけると、次のような答えが返ってきた。

「うーん、なんでだろう?強いて言えば、無心で遊んでいる子どもを見るのと同じような面白さがあるんですよ。なんでそんなことに一生懸命になっているの?…といった感じです。それがいつのまにか人間と同じように、音楽やスポーツをするようになり、現在のような作風になってきました」

確かにそう言われると、一生懸命なにかに取り組む猫たちの姿を見ていると、フッと思わず笑みがこぼれてしまう。人間の目で猫たちの営みを見ているはずなのに、なぜか猫目線で人間たちの営みを見ているようなユーモラスもある。

fs149_sub02ちょっとおデブ気味の風船のような体型も、いたずらっぽい目線も、なんともいえない味がある。かわいいだけじゃなく、どこかシニカルな表情も、なんとも猫らしくてたまらない。

猫を作るようになってから、作品で“遊ぶ”ことを知り、はじめてアーティストとして認められた気がするという正木さん。これから彼の猫たちがどう成長するのか、とても興味深い。

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猫ブームが始まるずっと前から、魅力いっぱいの猫たちを作ってきた正木さん。地元・広島はもとより、全国各地でひっぱりだこの人気アーティストさんです。

正木作品の魅力はなんといってもその表情の豊かさ。かわいいだけじゃなく、ユーモアやちょっとした毒のある眼差しが、作品にアートとしての深みを添えているように感じます。

それにしても、アスリートやミュージシャンの一瞬を切り取った作品を見て、「あっ、あの瞬間だ!」「この表情、◯◯選手にそっくり」「あのミュージシャンと同じギターだ」と、取材班は大盛り上がり!まるで猫アートの向こうから、アスリートを応援する歓声や、あの音楽のおなじみのフレーズが聞こえてくるような錯覚に包まれました。

 

 風季の陶(ふきのとう)工房

広島県廿日市市浅原550

(tel & fax)0829-40-1600

(E-mail)takfukinoto@yahoo.co.jp

 

上記は正木さんの工房です。作品の購入や個展の問い合わせなどは、メールおよびフェイスブック、インスタグラムなどを通じて受けているそうです。フェイスブック、インスタグラムに関しては、「正木卓」で検索してみてください。猫の画像が目印です。

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写真撮影:吉岡早百合 / 文:寿山恵子

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