普通の人のすごい事

広島でがんばっている普通の人のすごい魅力を紹介するフリーペーパー

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vol.23表紙

vol.23
2017年
11月1日発刊
  • すごい事
  • 177
  • から
  • 184

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広島西風道場 指導者

加藤 茂樹

(カトウ・シゲキ)

剣の道は自分自身との戦い!

fs158_sub01体育館に入ってまず驚いたのは、床が揺れるほど激しく打ちあう子供達の姿。隣にいる人間と話をするのにも、竹刀の音と子供達の掛け声で、全然声が聞こえない。熱気あふれる空気に、子供達がどれだけ真剣に練習に打ち込んでいるのか、おのずと伝わってくる。そして、そんな子供達を指導するのが、この道場の指導者、加藤先生だ。

加藤先生が剣道を始めたのは幼稚園の頃。祖父の友人から手ほどきを受け、道場に通い始めたが、社会人になって一時道場から足が遠のいたこともあった。しかし、25、6歳になって、体がなまっていることにショックを受けて、復活。知り合いの道場に通っているうちに、子供達に剣道を指導するようになったそうだ。

fs158_sub02「指導者といっても、難しいことは何もしていません。本当に基本の格好を教えているだけ。手とり足とり教えても、子供は何を教わっているのか、わからないものです。また、先生の教え方が上手だから、子供が成長するわけでもない。それよりも集中して稽古にのぞめる場所があって、共に切磋琢磨する仲間がいることが大事。そういう場所をつくってあげることが本当の指導者だと、自分は思っています」。

しかし、最近ではそんな場所を子供達につくってあげることさえも難しくなっている。週数回の練習につきあい、休みを返上して試合に付き添ってくれる人など、そうそういるものではない。子供達を教える指導者が圧倒的に不足しているのだ。剣道の未来のためにも、今後は指導者となる人材を育てる必要があるという加藤先生。いつの日か先生の教え子達にも指導者となって道場へ帰ってきてほしいものだ。

 

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幼稚園から中学生までが通う西風道場。年30回はあるという剣道の大会で、たくさんの優勝者を出すほど、練習熱心な子供達が通う道場です。武道の素晴らしさは、やはり心も体も鍛えられること。小さな子供達にこそ、剣道を通じて強い心と体を手に入れてほしいものです。西風道場は安佐南区の大塚小学校と伴南小学校で毎週練習しています。興味がある方はまず見学にきてみてください。

 

●広島西風道場

(blog)http://blogs.yahoo.co.jp/seifudojyo

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写真撮影:吉岡小百合 / 文:寿山恵子

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