普通の人のすごい事

広島でがんばっている普通の人のすごい魅力を紹介するフリーペーパー

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vol.22表紙

vol.22
2017年
8月1日発刊
  • すごい事
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アサラト奏者

伊東 直人

(イトウ・ナオト)

アサラトがつなぐコミュニケーションの輪!

「アサラトはアフリカの民族楽器なのですが、向こうではお母さんが子どもに手づくりしてあげるオモチャなんですよ。現地の感覚でいえば、日本のでんでん太鼓やガラガラみたいなものに近いかもしれませんね」。

そう語るのはアサラト歴10年の伊東さん。彼やその仲間たちが行うような洗練されたアサラトの演奏スタイルが確立したのは、実は日本で愛好されるようになってからだという。

「詳しい経緯はよくわからないのですが、ミュージシャンやDJがパーカッションとして取り入れたことから、日本でその奏法が創作されたんだと思います。いわばアフリカ生まれ、日本育ちの楽器ですね」と語る伊東さん。

さっそく彼に演奏を披露してもらったところ、その鮮やかなアサラトさばきにびっくり。こんなにシンプルな楽器がこれほど多彩なリズムを刻むのかと感心させられてしまった。

fs176_sub02伊東さんにそんなアサラトの魅力は何かと尋ねると、「手のひらにすっぽり収まる楽器だからどこにでも持っていけるし、言葉が通じなくても、これさえあれば、誰とでもコミュニケーションできるんですよ」という。彼自身、思わぬきっかけから、ドイツでアサラトを演奏したことがあるそうだが、初めて見るアサラト・パフォーマンスに、ドイツの人々は大喜び。拍手喝采してくれたそうだ。

現在、伊東さんはアサラトを共に楽しむ仲間を募って、ワークショップを開催しているが、そこには山口や愛媛から足繁く通っているメンバーもいるという。まさにアサラトがつなぐ交流の輪!アサラトが伊東さんのもとに、いろんな出会いを運んでくれているようだ。

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アフリカでは地域によって“ケスケス”と呼ばれることもあるというアサラト。木の実に“ワイルーロ”という種子を入れてつくる素朴なオモチャが、日本でこんな風に演奏されていると知ったら、アフリカの人たちもきっとびっくりするはず。

基本的な「ハング  シェイク」という技から始まって、「クリック  シェイク」、「オープン  シェイク」、「フリップ  フロップ」、「フリップ  ヘリコプター」…etc.と数え切れないくらい多彩な技を組み合わせて、演奏する様子はまさに“クール”という表現がぴったり! 動画でも伊東さんたちの演奏を紹介しているので、ぜひ、チェックしてみてください。

また、伊東さんたちのサークルに参加してみたいという方は、下記に紹介する「Pocket Plan 広島のサークルLIFE発信!」というサイトにアクセスしてみてください。活動の様子や問い合わせ先などが掲載されていますよ。

 

●Pocket Plan 広島のサークルLIFE発信!

(HP)http://pocketplan.jp

 

【取材協力】

●カフェエスプレッシーボ 2nd

広島市中区袋町8-14

(tel)082-258-2099

※ワークショップは月1回(日曜日)のペース。カフェエスプレッシーボ 2ndを拠点に活動しています。

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写真撮影:吉岡小百合 / 文:寿山恵子

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