187
noreri店長・副店長
谷口 哲一
谷口 れいこ
(タニグチ・ノリカズ
タニグチ・レイコ)
大切な思いを届ける、個性豊かな花たち
「たとえばフランスでは、男性が仕事帰りに花屋で1本お花を購入して家路につくことも珍しくないそうです。私たちもそんな風に花のある暮らしを楽しんでほしくて、この店をオープンさせました」と、シャイな店長、哲一さんの代わりに、お店をオープンさせた思いを語る副店長、れいこさん。
昨年9月にオープンしたばかりの『noreri(ノレリ)』はフラワーショップをベースに、お店のオーナーである谷口夫妻が気に入った雑貨やギフトなどを置くセレクトショップ。店内にはスワッグと呼ばれる壁掛けドライフラワーやサシェ、キャンドル、プチリース、ハンドメイドの革製品や布バックなど、作家性の高いアイテムが数多く並べられている。
お二人によると、作家ものにこだわったのは、既製品が多く出まわる中、「少しでも作り手の個性を楽しんで欲しかったから」とのこと。そう言われて、あらためて店内を見渡すと、お花一本いっぽん、雑貨一つひとつが、とても味わい深い。お花の仕入れを担当するのは、実家がお花屋さんだったという哲一さんなのだが、『noreri』に並ぶ花たちはまちの花屋さんとはどこか一味違うように感じられる。「オリジナルのドライフラワーを作ったりするので、自然と個性豊かな花を仕入れているんでしょうね。意識したつもりはなかったけど、確かに定番の花よりも味のある花が多いかな…」と語る哲一さん。
贈り物にされることが多い花だからこそ、思いを託すのはありきたりの花束ではなく、特別な花束であってほしいもの。大切な誰かへ花を贈る時は、特別な出会いを探しに、ちょっぴり個性派の花屋へ足を運んでみてはどうだろう。
web限定のおすすめ情報
オーナー夫妻のほんわかした雰囲気がなんとも心地よいフラワーショップ、『noreri』。なんでもお店をオープンする前は、神石高原町で6年間、田舎暮らしを経験してきたのだとか。店内の什器にも、古民家で使用されていた古道具が再利用されていて、お二人のセンスの良さがしのばれます。
フラワーアレンジはご夫婦どちらとも手がけられているのですが、面白いことに女性らしいやさしいイメージなら、哲一さん、クールでスタイリッシュなイメージなら、れいこさんが得意なんだそう!
また、お花の販売だけでなく、フラワーアレンジやリース、サシェなどの教室も開催中。詳しくはHPにてチェックしてみてくだい。
●noreri
広島市西区己斐本町1-3-8
(tel)082-577-4610
(営)10:00~19:00
(休)水曜、木曜
(HP)www.noreri.com/
web限定フォトギャラリー
写真撮影:吉岡小百合 / 文:寿山恵子
※本サイト掲載の記事・写真・イラスト等の無断複写、複製、転載を禁じます。