普通の人のすごい事

広島でがんばっている普通の人のすごい魅力を紹介するフリーペーパー

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vol.24表紙

vol.24
2018年
2月1日発刊
  • すごい事
  • 185
  • から
  • 192

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質屋業株式会社まるい
代表取締役

江盛 新悟

(エモリ・シンゴ)

モノと人とのご縁を結ぶ、「質屋」という仕事

fs190_sub01最近ではあまり見かけることもないせいか、特に若い世代などには馴染みのない質屋。実際、10年前は広島に約30社ほどあった質屋業は、後継者等の問題で廃業するお店も多く、年々件数が減少しているそうだ。そんな中、まるい質店は昔ながらのスタイルを守りつつ、店舗横にイベントもできるギャラリーを併設するなど、新しい感覚を取り入れながら、暖簾を守り続けている貴重な店舗だ。
暖簾を守る3代目店主、江盛さんは、「質屋というと多くの方は入りづらいイメージがありますが、実は鎌倉時代から存在する庶民の金融システム。日々の暮らしを切り盛りしていくうえで、とても身近に利用されていたものだったんですよ」と言いながら、質屋業がどれほど庶民の暮らしと密接に結びついていたかを知る、あるエピソードを紹介してくれた。
それは88年前、曽祖父の話なのだが、びっくりしたのは日本とは異なる意外な質草! なんと、大連では農作業に欠かせない牛や馬、羊などが、当たり前のように質草にされていたそうだ。しかし、それは裏を返せば、開拓民の苦しい生活を質屋業が救済していたということ。現金収入が得られるまでの間、開拓民の人々は質屋を利用して、日々の暮らしを凌いでいたのだ。
fs190_sub02「現在も急な支払いや冠婚葬祭などの際、質屋を利用されるお客さまがいます。また、当店ではお預かりだけでなく、買取も行っていますので、価値あるモノに新たな活躍の場を与えることもできます。昔同様、質屋を上手に利用してくださるお客さまが増えると嬉しいですね」と語る江盛さん。モノを預かるにしても、買い取るにしても、人と人との信頼関係が求められる質屋業。江盛さんが守っているのは、必ずしもお店の看板だけではないのかもしれない。

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「質屋」と聞くと日本独自のものなのかなと思いがちですが、モノを担保にお金を融資してもらうというシステムは世界各国にあるそうです。また、その歴史も古く、5世紀の中国で、寺院が救貧事業として行ったのが、質屋のルーツだと言われているんだそう! だとすると、ずいぶん前から質屋業は庶民の味方として存在していたんですね。

創業60年(大連時代を含めると88年)の実績を持つまるいさんでは、お預けはもちろん、買取もしているので、時計やブランド物、宝飾品を売りたいという方は、気軽にお問い合わせください。信頼できる鑑定眼を持った店主が、大事な品物に適正なお値段をつけてくれます!

 

●まるい段原本店

広島市南区段原日出2丁目6ー3

(tel)082ー283ー7811

(営)9:30~19:00

(休)土曜・日曜・祝日

 

●まるい八丁堀店

広島市中区八丁堀12ー5 第2シティビル6F

(tel)082ー228ー9222

(営)9:30~19:00(毎週土曜のみ)

(休)第1土曜

 

●まるい西蟹屋店

広島市南区西蟹屋3丁目12ー17

(tel)082ー263ー1600

(営)8:30~20:00

(休)第2土曜・日曜・祝日

 

(HP)https://marui7.co.jp

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写真撮影:朝比奈千明 / 文:寿山恵子

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