普通の人のすごい事

広島でがんばっている普通の人のすごい魅力を紹介するフリーペーパー

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vol.27表紙

vol.27
2018年
11月1日発刊
  • すごい事
  • 209
  • から
  • 216

214

編集者 文筆家

久保 浩志

(クボ・ヒロシ)

本は掌(てのひら)の上の小さな展覧会

fs214_sub01「本という形だから可能なこともあると思うんです」
少部数自主製作本、いわゆる“リトルプレス”を手がける『しおまち書房』を立ち上げた久保さん。Web上で手軽に自分の作品や思いを発信できる時代に、「なぜ、“本”なの?」と不思議に思う人もいるかもしれない。しかし、情報が取捨選択されがちなWebと違って、本にはもっとたくさんの可能性が秘められていると、久保さんは考えている。
「特別な操作やアプリも必要としない。本は作り手の想う方向へ作品の流れを構成することができます。想いを形にするツールとしては、まだまだ遊べる余地がある。本は掌(てのひら)の上で繰り広げられる小さな展覧会だと思っています」
そんな本づくりに対する久保さんの想いを信頼して、これまで『しおまち書房』ではさまざまな方たちが本づくりの夢をかなえていった。子どもから大人まで楽しめる英語えほん、SNSで発表してきた日々のメッセージ集、詩集、広島の知られざる動物にまつわる郷土史、広島の各地を取材した画文集…など、ざっと挙げただけでも、「表現したい!」という想いに、これほどいろんな形があるのかと驚かされる。
fs214_sub02「本を作ることで、その人の世界が劇的に変わることはないかもしれない…。でも、本を介して、その人の想いや作品の魅力がじんわり広がり、昨日とは違う何かが芽生えてくれたらいいなと思っています」と語る久保さん。
『しおまち書房』という名前は、かつて瀬戸内の各地で栄えた“潮待ちの港”に由来するものだが、そこには「ふるさと広島から、“本”の文化の潮流を広めていきたい」という久保さんの真摯な想いが込められている。

web限定のおすすめ情報

みなさんはリトルプレスという言葉を聞いたことはありますか? リトルプレスとは大手の出版ルートを通さず、小規模に流通・販売する少部数の出版物のこと。首都圏や関西圏で浸透し始め、出版文化の新たな可能性を広げています。

そんな中、私たちのまち、広島でもリトルプレスをお手伝いしてくれる編集者さんがいます! 『しおまち書房』の久保さんは、表現したい人の「編集者」として、本づくりから出版までをトータルにサポート。ひとりではなかなかまとまらなかった考えも、編集者を通すことによって次第に整理されてくるかもしれません。本を作ってみたい、でも、ひとりではちょっと不安という方は、ぜひ『しおまち書房』のホームページをチェックしてみてください。諦めていた夢が形になるかもしれませんよ! 実際に出版された現物に触れてみたいという方は、下記の店舗でチェックしてみてください。

・本と自由(広島市西区)

・古本と珈琲 楢(広島市西区)

・エディオン蔦屋家電(広島市南区)

・無印良品 MUJI BOOKS(広島市中区)

・ジュンク堂書店 広島駅前店(広島市南区)

 

●しおまち書房

(HP)https://shiomachi.com

 

「第1回 文学フリマ広島」に出店します!!

東京、大阪ではおなじみの文学フリマが、来年2月広島にやって来ます。その記念すべき1回目に『しおまち書房』も参加します。この機会に一般商業流通ではお目にかかれない、個性豊かなリトルプレスの魅力にぜひ触れてみてください。

「第1回 文学フリマ広島」

日時:2019年2月24日(日) 11:00~16:00

場所:広島県立広島産業会館 東展示館 第2・第3展示場

web限定フォトギャラリー

写真撮影:朝比奈千明 / 文:寿山恵子

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