普通の人のすごい事

広島でがんばっている普通の人のすごい魅力を紹介するフリーペーパー

関連情報

vol.30表紙

vol.30
2019年
8月1日発刊
  • すごい事
  • 233
  • から
  • 240

227

禅ぱん 店主

オリデ タカユキ

(オリデ・タカユキ)

食べた人を笑顔にする、幸せのベーグル

fs227_sub012011年のオープン以来、パン好きのあいだでは、「ベーグルならココ!」と言われるほど人気の『禅ぱん』。ご主人のオリデさんに、どうしてベーグルに特化したのかと尋ねると、「一番はベーグルが好きだったから。それと、ベーグルばかり作っていたので、他のパンはまともに作れなかったんですよ」という答えが笑顔と共に返ってきた。
サラリーマン時代、パン屋でバイトしていた奥さんに影響され、パン作りを始め、その魅力にはまってしまったというオリデさん。自分たちが食べたいパンを求めてレシピを探しているうちにベーグルと巡り会い、いろんな条件が重なって、ついに自分たちのお店を開くまでになったそうだ。
「パン屋さんというと、どこかで修行したという方がほとんどです。でも、僕らは修行経験ゼロ。だからこそ、店には自信の持てる商品だけを出しています。いま、店に並んでいる商品は納得いくまで作り込んできたものばかり。8年かけて増やしてきた、自慢のメニューです」
修行経験がない分、夫妻のパン作りには先入観もない。とことん自由に、純粋に、自分たちの作りたいベーグルやパンと向き合ってきたことが『禅ぱん』の魅力でもある。
fs227_sub02家族を笑顔にするように、食べる人の笑顔を思い浮かべながら、ベーグルを作っているというオリデ夫妻。お店を訪れるお客さまから、「美味しかったよ」「また、買いに来ました」といった言葉が頻繁に聞かれるのは、ビジネス以前に、夫妻とお客さまとのあいだに、人と人との関係がきちんと築かれているからに違いない。素朴な味わいのベーグルには、お母さんが作るごはんと同じような温もりが感じられた。

web限定のおすすめ情報

坂町にある自家製酵母で作るベーグルとおやつのお店、『禅ぱん』。そのネーミングから、「お坊さんが作ったパン?」と思った方もいるのではないでしょうか。実はこの名前、ご主人のあだ名からとったもの。芸人のぜんじろうさんに似ていたことから、お友達から「ぜんちゃん」と呼ばれていたそうです。だから、ぜんちゃんのパンで、ぜんパン! 漢字は「卵、乳製品は使っていません」というのを表現したくて、精進料理のイメージから、「禅」という字を使われたそうです。

 

坂町といえば、昨年7月の豪雨災害では大きな被害のあった地区。『禅ぱん』も店舗そのものに被害はなかったものの、お客さまの数は災害前の10分の1に激減。営業的に苦しい時期が続いたようです。そんな中、ネット通販などを通じてたくさん注文が寄せられ、オリデさんご夫婦もずいぶん励まされたのだとか。以前からサイクルピクニックなど、さまざまなイベントを開催して、お客さまとの関係づくりに心を砕いてきたオリデ夫妻。「単に作る・売るという関係だけでなく、お客さまとの間に人と人の関係を築きたい」という夫妻の思いがあったからこそ、ネットを通じてたくさんの注文が寄せられたのだと思います。

 

市内からはちょっと遠いかもしれませんが、皆さんもぜひ海辺のまちのパン屋さんに足を運んでみてください。噛めば噛むほど、味わい深いベーグルはやみつきになること間違いなし! 事前の電話連絡で取り置きも可能。HPからも購入できるので、気軽にアクセスしてみてください。

 

●禅ぱん

(住)広島県安芸郡坂町鯛尾2-8-16

(営)11:00〜17:00

(休)日曜・月曜定休

(tel)090-9500-9896(お電話は営業時間内で)

(HP)https://zenpan.net

web限定フォトギャラリー

写真撮影:朝比奈千明 / 文:寿山恵子

次のすごい事

人と人をつなぐ、書の道

書道家

陣内 雅文

陣内さんが書道家として第一歩を踏み出したのはいまから7年前のこと。広島市内の本通商店街で、自分を知ってもらうために、路上作品販売という形で活動を開始した。「当時は大学3年生でした。初めて路上作品販売を...(続きを読む)

前のすごい事

よりよく生きるためのファッションレッスン

195modèle 代表

鈴木 郁子

ファッションは生きる知恵なのだと語る鈴木郁子さん。単純に綺麗とか、美しいとかいうのではなく、「昨日より今日の私の方が好き」と胸を張って言えるような、そうした生き方を実現するための知恵が、郁子さんにとっ...(続きを読む)

この記事を見た人たちはこんな記事も見ています

※本サイト掲載の記事・写真・イラスト等の無断複写、複製、転載を禁じます。