普通の人のすごい事

広島でがんばっている普通の人のすごい魅力を紹介するフリーペーパー

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vol.30表紙

vol.30
2019年
8月1日発刊
  • すごい事
  • 233
  • から
  • 240

230

ビール伝道師

重富 寛

(シゲトミ・ユタカ)

ファーストキス〈最初の一杯〉はこのスタンドで

fs230_sub01「これ、よかったらどうぞ!」と差し出されたのは、なんと重富さんが自主制作したという映画のパンフレット。ドキュメンタリー映画、『日本の麦酒歴史(ビールヒストリー)』には、日本のビール造りの源流をたどって、重富さんが全国各地を訪ね歩いた記録がまとめられている。ビール伝道師として、これまでは味一本で旨いビールを普及してきた重富さん。旨いビールへの思いが高じて映画まで作ってしまうのだから、その情熱とパワーはリスペクトに値する。
そもそも重富さんがビール伝道師としての活動を始めたのは7年前のこと。本当に旨いビールの味を伝えるために、祖父の代から続く酒店の一角をビールスタンドに改装。昭和初期のサーバー、スイングカランを再現し、注ぎ方ひとつで多彩な味わいが楽しめる、ビール本来の旨さを伝えてきた。
最近では全国メディアにも取り上げられ、県外から訪れるお客さんも急増。多い時では2時間待ちになることもあるそうだ。だが、重富さんの目的はあくまでも旨いビールの味を伝えることである。だから、提供するビールは1人につき2杯までとし、あとは地域の飲食店で美味しいお酒を楽しんでもらうことをポリシーにしている。

fs230_sub02「ここの味が広島の最低基準となり、ビールスタンド重富が必要とされなくなることが最終目標だ」という重富さん。いつかその野望が達成されたなら、広島中のお店に旨いビールがあふれ、幸せな笑顔でいっぱいになるというわけだ。人生の潤滑油でもある旨いビール。その日あった辛いことや嫌なことも、ビールがあれば、すべて帳消しにしてくれる。旨いビールが飲めるまちは、本当の意味で平和なまちなのかもしれない。

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昭和と平成のドラフトコックで、ビール本来の味を注いでいるという重富さん。驚いたのはその雑妙な注ぎ方! 注ぎ方ひとつで、こんなに味が変わるのかとびっくりすると同時に、旨さで思わず頬が緩んでしまいました。ちなみに現在提供している注ぎ方は厳選した5種のみ。1杯550円で、お一人さま2杯のみの提供となっています。

その美味しさは実際に飲んでいただくのが一番ですが、参考までに「一度注ぎ」から「三度注ぎ」までの特徴をお伝えしておきます!

 

一度注ぎ

昭和10年頃の主流の注ぎ方。ビールが喉を駆け抜けるような爽快感!

二度注ぎ

一度注ぎの爽快感に、ビールの旨味をプラス。日本人の味覚が生み出したであろう注ぎ方。

三度注ぎ

ビールの炭酸が苦手な方におすすめ。甘みが増して、柔らかい味わいです。ズズズーッと啜る大盛りの泡が特徴。

 

それと、重富さんが制作されたドキュメンタリー映画『日本の麦酒歴史(ビールヒストリー)』をご覧になりたいという方は、下記のフェイスブックで随時上映会のお知らせをしています。気になる方はぜひチェックしてみてください。なんと映画を監督されたのは、大学で映画づくりを学んだ娘さんだそうです。

 

●ビールスタンド重富

(住)広島市中区銀山町10-12

(営)17:00〜19:00

(休)毎月、営業日が変わります。Webでご確認ください。

(問)050-3635-4147

(HP)http://sake.jp

 

●日本の麦酒歴史(ビールヒストリー)

(FB)https://www.facebook.com/beerhistoria/

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写真撮影:吉岡早百合 / 文:寿山恵子

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グランアーチ ダンスインストラクター

金平 忠士

ジルバ、ブルース、ルンバ、タンゴにワルツ。一般には知られていないかもしれないが、広島でも社交ダンスを楽しむパーティーは結構いろんなところで開かれている。金平さんが社交ダンスと出会ったのもそんなパーティ...(続きを読む)

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ひろしま × ひろしま = FUKUNARY

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高橋 伸英

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