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singer song writer
setomayu
(セトマユ)
いつもそばにいてくれる、世界にひとつだけの歌
旅と地元をこよなく愛するシンガーのsetomayuさん。大学時代はピースボートの一員として、なんと地球を3周もしたのだとか。卒業後は東京で就職するものの、地元の海と潮風が恋しくて、会社生活を卒業。現在は“歌屋さん”という独自のスタイルで、広島を拠点に音楽活動を展開している。
そもそも彼女が自分で歌をつくり始めたのは、アイルランドに留学していた頃。寂しかったり、落ち込んだりした時、歌の力にずいぶん助けられたという。
「普通の言葉では伝わりにくいことも、歌にすると見えないハードルがちょっと下がることがあるんです。“あっ、心が届いたんだ”と思うと、歌に励まされた気分になりますよね」
そう言って笑う、setomayuさん。たとえ言葉や文化、考え方に違いがあったとしても、メロディにのせて想いを伝えれば、歌が心の壁を取り払ってくれることがある。知らない人たちともつながるきっかけを、歌が与えてくれるのだ。
これまで世界を旅する中で、setomayuさんは歌を介して、いろんな人たちの気持ちに触れてきた。そんな彼女が現在手がけている“歌屋さん”という活動は、暮らしの中で湧き上がる忘れがたい瞬間やいつまでも残しておきたい気持ちを、彼女が歌にして届けるというものだ。「既存の歌に想いを重ねるのもいいけど、人生のところどころで寄り添ってくれる、世界にひとつだけの歌があってもいいはず」と語る、setomayuさん。
きっと彼女の歌を受け取った人たちは、懐かしいアルバムを開くように、彼女の歌を聴くたび、大切な人たちや思い出の風景へと心をつなげるのだろう。
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記事中で紹介したように、広島を拠点に音楽活動を展開している、setomayuさん。現在は地域のイベントなどを中心に、月に3〜4回ライブを行っており、それと並行して独自の“歌屋さん”という活動も手がけています。
歌屋さんとは、皆さんからのご依頼を受けて、setomayuさんが世界にひとつだけの歌をお届けするというオーダーメイドの歌づくり! ちなみにこれまで作った曲には、お子さんが生まれた時のアニバーサリーソングやウェディング・ソング、大好きな地域やチームのための応援ソングなどがあるそうです。出来上がった曲はCDやムービー、楽譜といったカタチにして届けてくれるので、繰り返し聴けるのはもちろん、自分で演奏しながら歌うこともできますよ。世界にひとつだけの歌をつくってみたいという方、ぜひ、setomayuさんのHPにアクセスしてみてください!
●setomayuの歌屋さん
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写真撮影:吉岡早百合 / 文:寿山恵子

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