普通の人のすごい事

広島でがんばっている普通の人のすごい魅力を紹介するフリーペーパー

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vol.31表紙

vol.31
2019年
12月1日発刊
  • すごい事
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239

津田恒美記念館 資料管理人

津田 大毅

(ツダ・ダイキ)

息子の思いと一緒に甦れ、炎のストッパー!

fs239_sub01いまやカープの14番といえば大瀬良投手だが、年配のカープファンには背番号14と聞いて思い浮かぶ投手がもう一人いる。そう、炎のストッパー、津田恒美投手だ。脳腫瘍のため、1993年に32歳の若さで亡くなった同選手。このたび彼の思い出の品を集めた『津田恒美記念館』が、マツダスタジアムへと続く通称・カープロード沿いにオープンした。
「以前からファンの方たちに、父の思い出の品を見せて欲しいと言われていました。より多くの人々に見てもらい、父のことを懐かしんでいただけたら嬉しいです」
そう話すのは資料提供者であり、記念館開設プロジェクトにも尽力した一人息子の大毅さん。実を言うと、大毅さん自身は物心ついた頃から父親のいない生活が当たり前で、津田選手との思い出がほとんどない。むしろ、名選手だった父の存在が重荷だったこともあるという。
fs239_sub02それでも記念館をつくったのには、「自分が前に進むためにも、父の思い出と向き合う必要があった」と語る大毅さん。
開設すると決めてからはクラウドファンディングで寄付金を募り、そのPRのために自転車で日本一周の旅にも出発した。プラカードを掲げて走っていると、野球ファンと思しき男性から、「あんたのお父さんはね、いいピッチャーだったんだよ」と声をかけられ、「頑張ってね!」とジュースをご馳走になったこともあるそうだ。
そうした努力が実り、目標金額をはるかに上まわる寄付金が寄せられ、晴れてオープンを迎えることができた津田恒美記念館。広島ファンにとっても、大毅さんにとっても、そこは新しい聖地のひとつと言える場所なのだ。

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カープロードを歩くと、ひときわ目立つ真っ赤なビル。その2階にあるスポーツカフェの一角を改装して、この5月、『津田恒美記念館』がオープンしました。

館内には現役時代のユニホームやグラブ、トロフィーといった思い出の品が100点以上展示されており、津田恒美ファンにはまさに垂涎もののお宝がいっぱい! あの座右の銘、「弱気は最大の敵」と書かれたボールも見ることができます。

 同館を設立するにあたって、息子の大毅さんはクラウドファンディングを活用して、開設資金400万円を目標に寄付金を募ったところ、なんと予想をはるかにこえて、2,600万円以上もの寄付金が集まったそうです。「その金額を見ただけでも、父がどんなに愛されているかよくわかる」という大毅さん。今後は記念館での活動を通して、広島の活性化に尽力したいと考えているそうです。皆さんもぜひ一度同館を訪れ、伝説の投手の在りし日の思い出に触れてみてください!

 

●津田恒美記念館

(住)広島市南区荒神町1-8 赤ヘルツインⅡ 2F
   カープロード カフェスタジアム内

(開)カープのホームゲームの日 10:00〜試合終了後1時間

   カープのホームゲームがない平日 10:00〜17:00

   カープのホームゲームがない土・日・祝日 10:00〜20:00

(休)年中無休(※ただし大毅さんは月曜休)

(tel)082-207-2515

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写真撮影:吉岡早百合 / 文:寿山恵子

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