普通の人のすごい事

広島でがんばっている普通の人のすごい魅力を紹介するフリーペーパー

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vol.30表紙

vol.30
2019年
8月1日発刊
  • すごい事
  • 233
  • から
  • 240

240

アトリエ243 代表

角本 喜代司

(カドモト・キヨシ)

オトナの遊び心全開!
ようこそ模型世界(ミニチュアワールド)へ

fs240_sub01皆さんは“プロモデラー”もしくは“プロフィニッシャー”という言葉をご存じだろうか? 男子が必ず通る道といっても過言ではないプラモデル製作。だが、“プロ”と名のつく人たちが手がける作品は、もはやプラモデルと呼べるレベルのものではない。小さいだけの本物と言ってよいくらい、細部に至るまで緻密に再現したミニチュアなのだ。
広島市佐伯区に暮らす角本さんもそうしたミニチュアづくりのプロとして活躍する一人。彼が作るのは金属やレジンを使った、いわゆるメタルキット、レジンキットと呼ばれるもので、カーモデルを専門に世界に一つだけのスペシャルモデルを製作している。

もともとモノづくりが大好きで、自然と模型の世界に魅せられていったという角本さん。メタルキット、レジンキットは粗削りの部品も多く、自分の手で部品を作り始めたのが、この世界にはまるきっかけとなった。プロとして活動を始めたのは5年ほど前からで、先輩プロモデラーに助言を得ながら、専門ショップを通して作家デビューを果たしたそうだ。

fs240_sub02これまでに寄せられたお客さまからの注文の中には、見たこともないレア・カーの製作依頼などもあり、そんな時は資料探しからパーツづくり、ときには道具づくりに至るまで、すべてがゼロからの出発。「泣きたいほど苦労するけど、製作者として腕の見せどころでもありますね」と子どものように瞳を輝かせて語る。
拝見していると、確かに気が遠くなるほど細かい作業で、角本さんが「泣きたくなる」と言うのも無理はない。それでも“より精巧に、より本物に近く”と、製作に没頭する角本さんの姿にはどこか神々しささえ感じるから不思議だ。

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まずは皆さんに質問です! 角本さんが主宰する車模型工房『Atelier243』ですが、さて、この“243”とはいったいどういう意味でしょう?

どうでしょう? わかりました? もしも、この数字にピンときた方はかなりの模型通! 実はプラモデルの縮小率は24分の1、ミニチュアのそれは43分の1と決まっているのですが、角本さんは工房を立ち上げた際、その2つの数字をあわせて、“アトリエ243”と名付けたそうです。なかなか遊び心のある洒落たネーミングですよね。

実際の作品づくりにもそうした遊び心がふんだんに盛り込まれていて、見ていて楽しくなるものばかりです。しかし、妥協を許さないモノづくりは、やはりプロ! 精巧に作られたカーモデルには、くしゃみをすると飛んでいってしまいそうな小さなキーとそれを挿せる鍵穴まであるのですからびっくりです。オトナが発揮する“本気の遊び心”につくづく感心してしまいました。

角本さんのブログにはそうした作品づくりの工程やスキルなどが惜しみなく紹介されています。興味のある方はぜひ一度アクセスしてみてください。

 

●車模型工房 Atelier243

(Blog)http://blog.livedoor.jp/atelier243/

(mail)atelier243@red.megaegg.ne.jp

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写真撮影:吉岡早百合 / 文:寿山恵子

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