普通の人のすごい事

広島でがんばっている普通の人のすごい魅力を紹介するフリーペーパー

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vol.31表紙

vol.32
2020年
6月1日発刊
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249

絵描き

田山 智里

(タヤマ・チサト)

世界にひとつだけの花を描く 

fs249_sub01どこにでも住めて、働ける仕事がしたいという理由から、鍼灸師の資格を取得した田山智里さんこと、チリコさん。故郷の静岡をあとにして、はるばる広島に移住したのは、「お好み焼きとカープのまちで働きませんか」という鍼灸院の求人にひかれたからだという。現在は週1回のペースで、ひろしまジン大学の拠点・「Machi+Goto」のスペースを借りて、鍼灸・マッサージのサービスを提供するかたわら、お客さまのご要望に応じた絵画の注文も受けている。
「仕事として絵を描くようになったのは、富士山をのぞむ地元のビジターセンターで働いていた時。自然学校で使う教材を手づくりしていたんです。そこから“絵を描くこと”が、自然と自分の日常に溶け込んできたような気がします」そう語るチリコさんのもとに寄せられる絵の注文は、友だちのお店の開店祝いや100歳を迎える祖母の誕生日プレゼントなどさまざま。なかにはケータイのカバーや着物にあわせる帯と半襟など、扱ったことのない素材への注文もあり、そのたびにチリコさんはオーダー主さんの期待に応えるべく、試行錯誤を重ねて作品を何とかカタチにして届けてきた。

fs249_sub02それぞれの大切な想いを「絵」にする作業は、「どこか治療にも似ている」というチリコさん。おそらく「知らなかった自分」や「わからなかった自身の気持ち」に気づいてあげることは、自分へのいたわりにつながるのだろう。「絵の注文を通して、人はいろんな花を咲かせていることに気づいた」とチリコさんは言うが、彼女もまた、鍼灸や絵の世界で、彼女にしか描けない美しい花を咲かせている。やさしい彩りで縁取られたチリコさんの絵は、不思議と見る人の気持ちを穏やかにしてくれる。

web限定のおすすめ情報

ひろしまジン大学が運営するオープンスペース「Machi+Goto」で、チリコさんが木曜日の日替わり店主として、お店を開いています。どなたでもゆったり過ごせるよう、足湯やおきゅうなどのサービスをご用意しているとのこと。小さなお子さんや仕事をしたいお父さんも大歓迎! からだを整える講座やものづくりの講座も随時実施しているそうです。

 

●アトリエとおきゅう チコリ

(住)オープンスペース Machi+Goto
   広島市西区草津南2丁目8-6

(営)毎週木曜  10:30〜15:30

(FB)アトリエとおきゅう チコリ

※お問い合わせは上記のフェイスブックでお願いします。

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写真撮影:朝比奈千明 / 文:寿山恵子

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