普通の人のすごい事

広島でがんばっている普通の人のすごい魅力を紹介するフリーペーパー

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vol.31表紙

vol.32
2020年
6月1日発刊
  • すごい事
  • 249
  • から
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253

沼田日本語教室 代表

黒瀬 美智子

(クロセ・ミチコ)

地域と世界をつなぐ日本語教室

fs253_sub01今年で設立24年を迎える沼田日本語教室。黒瀬さんはその教室の発起人であり、代表者でもある。黒瀬さんが教室を開くきっかけとなったのは、県が主催する日本語指導のボランティア養成講座を受講して間もない頃。近所の方から「来日した知人の奥さんがホームシックになって困っている」と相談され、「何か手助けできることはないだろうか」と考えた結果、日本語教室の開催を思いついた。
現在、教室は沼田公民館において毎週土曜日13時から16時まで開催されており、国別・レベル別のマンツーマン指導が行われている。これまでにタイ、フィリピン、ロシア、中国、ベトナム…といったさまざまな国の方が教室を利用しており、単に日本語を学ぶというだけでなく、異国で暮らす外国人の「支援」といった側面が色濃くなっている。
「生徒さんが教室を卒業されたあとも、親しく交流させていただいています。帰国後、再び日本を訪れてくれた生徒さんもいるのですが、そんな時はうれしくて、ご馳走をいっぱい作っておもてなししているんですよ」
fs253_sub02そう話す黒瀬さんはまるで日本のお母さん! 留学生や外国人労働者の受け入れが広がるなか、慣れない土地で暮らす彼らのメンタルを支える環境はいまだ十分とは言い切れない。黒瀬さんのような存在は外国の方にはとても心強い存在なのだ。ベトナムからやってきた実習生は、黒瀬さんに「先生、私、日本語はここでしか話しません」と打ち明けたこともあるという。日本のお母さん・黒瀬さんはそんな彼ら・彼女らの孤独にそっと寄り添い、地域の暮らしに馴染めるよう、「日本語教室」という温かい居場所を守り続けている。

 

※現在、新型コロナウイルスの影響により、教室は休講中です。

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「日本で暮らした外国の方に日本を好きになってほしいから」と、24年もの長い間、日本語教室を開催し続けてきた黒瀬さん。残念ながら、現在は新型コロナウイルスの影響で、教室はお休み中ですが、生徒さんも、黒瀬さんも、早く再開されることを心から願っているそうです。教室はベトナム、タイ、中国、フィリピンといったさまざまな国の方が集う場所となっており、外国人労働者の受け入れが広がるに伴い、その需要も増大しています。

現在は12名のボランティア・スタッフが運営をサポートしており、昨年の8月にはボランティアの養成講座も行っていました。また、学習だけでなく、学習者を地域とつなげることも教室の大切な役割!「地域国際交流会」や「ふるさと祭り」といったイベントなども開催し、学習者と地域の人々が一緒になって催し事を楽しんだり、なかなか味わうことのできないお国の料理を楽しんだりしているそうです。

興味のある方は、ぜひ、沼田公民館のHPでチェックしてみてください。

 

●沼田日本語教室

(住)沼田公民館 広島市安佐南区伴東7丁目64-8

(営)毎週土曜日 13:00〜16:00

(問)082-848-0242(沼田公民館)

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写真撮影: / 文:寿山恵子

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